バンパーに傷が付いてしまった

軽快に運転しているその時、ハッとした瞬間に前の自動車が急停止するなんて場面は多くあります。
咄嗟に急ブレーキを踏んではみたものの、その甲斐なく衝突事故を起こしてしまう。
更に後続車両もあなたの運転していた自動車へと玉突き事故。
これは最悪な状況です。

単独で障害物に衝突してしまうこともあります。
対象を破壊してしまうと、自動車の被害状況も酷く大きくなってしまい、修理箇所もドンドン増えてしまいます。

衝突事故の場合、ほぼ確実に補修、修理が必要となるのがバンパーです。
表面が傷付く程度の軽傷から、凹み・抉れ・割れと修理難易度が高くなっていきます。
最終的に補修・修理箇所や範囲が多過ぎて交換修理となるのですが、できることならば低コストの修理費用を払ってでも再利用しておきたいと考えるものです。

では、そのバンパーに付いてしまった傷の補修・修理方法について見ていきましょう。

浅い傷の修理方法

バンパーについてしまった傷といっても、意外と軽傷な場合はわざわざ修理工場に持ち込みたくありませんよね?
少し擦ってしまい白い線傷が付いてしまったものは、まずはコンパウンドで磨いてみると良いでしょう。
明らかに段差があるような傷の場合は意味がありませんが、線傷の多くはクリアー塗装面で収まっています。
コンパウンドによって塗装面の傷が消えるまで削り取ってしまえば、極浅い傷は消えてしまいます。

クリア塗装面を抜けてしまっているのですが下層の色部分は無事、もしくは若干のダメージで済んでいる場合、タッチアップペンによる色合わせと肉盛りでカバーできます。

ペンタイプで手軽に傷の埋め作業と塗装作業ができる上に、別売りアタッチメントでスプレータイプにも変換できるので、傷が広範囲の場合も安心です。

通常塗装作業は色合わせというブレンド作業が必須なのですが、タッチアップペンは既にメーカー配合の塗料が封入されているので安心です。

目立たないように修理するには修理工場へ

どんなに綺麗に作業できたと思っても、やはりプロの技には敵わないものです。
設備の違い、技術の違い、知識の違いというのはなかなか埋められるものではありません。
実際は自分でやる事も出来るのですが、正直かなりの手間仕事です。
清掃して下処理をして磨き上げなければなりません。
せっかくそこまでやっても、後処理次第ですぐに劣化してしまい、下手をすると剥がれ落ちてしまう場合さえあります。
それだけならまだしも、傷の周りの面にダメージを与えてしまう恐れさえあることを忘れないでください。

そこから修理に出すと、作業範囲が広がり思いも寄らない割高料金に膨れ上がってしまう。
ハッキリ言って恐怖です。

そうなるのを嫌うあなたには、少しでも気になる部分があれば修理工場に依頼することをオススメ致します。

修理工場もあなたのチョイスにより技術差が生まれますが、基本的に価格交渉をしなければ最良の方法で補修、修理してもらえますし、経年劣化している周囲との色合わせもしてもらえます。

価格交渉をしている場合、修理工場は色々な辻褄を合わせて格安修理ができるように努力してくれます。
依頼者のあなたとしてはありがたいことです。
しかし、格安修理は工程を省略している可能性や、使用する塗料の素材のランクを下げているので、あなたが満足できる仕上がりにならない可能性があるので注意しましょう。

傷の修理はどこで?

もしあなたが衝突事故に遭ってしまいバンパーの補修、修理をしなければならなくなった場合、あなたに用意されているチョイス先は自動車ディーラー、修理工場、DIYの3種類です。
では、それぞれで補修、修理が可能な傷の程度を見ていきましょう。

軽傷は線傷程度、抉れ、凹みはパテ盛りが必要なレベルの傷、重傷は割れや穴、ビス取り付け部の耳の千切れがあるレベルとします。

補修の可否 軽傷 抉れ・凹み 重傷
自動車ディーラー 場合により可 不可
修理工場
DIY 場合により可

自動車ディーラーの場合、軽傷以上の作業は提携している修理工場や板金部門へと修理を依頼します。
そのため、自動車ディーラーの工場内で板金作業を進めることはあまりありません。
重傷は不可としましたが、安全性を第一に考える自動車ディーラーとしては、割れや穴が空いたバンパーは交換対象になります。
取り付け部の耳の千切れは、確実な取り付けが不可能となるためこれも交換対象です。

修理工場は、どんな状態からでも補修することは可能です。
しかし、安全性を考えた場合は、やはり交換修理とする方が相応しい場合があります。
また、交換修理の方が安価で終わる場合さえありますので、修理担当者としっかり話し合うようにしましょう。
取り付け部の耳の千切れも再生することができます。

あなた自身が補修、修理する場合、時間と技術と知識さえ備わっていればどんなものでも直すことができます。
ただし、インターネット上の乱雑で不確かな情報ではなく、しっかりとした理論に基づいた知識を用いていればの場合の話です。

自己流で経験を積んできた中で培った知識も、実は大きく間違っている場合もあります。
一度はプロの手による作業を見せてもらい、何故その手順で進めていくのかなどを聞いた上であなた自身の知識として蓄積していきましょう。

傷の程度別、修理費用

それでは、補修、修理費用はどのようになるでしょうか。
傷の範囲や数は1箇所という限定で考えてみます。

修理費用 軽傷 抉れ・凹み 重傷
自動車ディーラー 〜8,000円程度 〜5万円程度 〜10万円程度
修理工場 〜5,000円程度 〜3万円程度 〜5万円程度
DIY 〜2,000円程度 〜1万円程度 〜3万円程度

やはり自動車ディーラーは割高です。
バンパー交換が10万円程度もしてしまうのは稀ですが、純正バンパーに特殊塗装の場合は基本的に高額になります。

修理工場は、極力あなたの意向に沿った修理をしてくれます。
ちょっとした線傷程度なら、コンパウンドを渡されて自分で磨いて帰るよう促されたりもします。
交換に使用するバンパーは社外品からも選べるので、コストを抑えたい場合には強い味方となります。
白ゲル 黒ゲルの無塗装品となるため、そこからお望みの色へと塗装する必要があります。

そして、あなた自身のDIYでは全ての作業をあなた自身でする必要があります。
補修、修理に必要なパーツや素材を用意するところから施行まで全てです。

しかし、全てをあなた自身の采配で決められるのは大きなメリット。
パーツ集めも時間をかけることで出物が見つかったりするので、コストを抑える方法はいくらでもあります。

根気強く頑張ってみるのは良いかも知れません。

バンパーの交換が必要な場合と費用

バンパー交換に必要な費用については、上表の重傷にかかる費用をご覧ください。
バンパーを交換しなければならないかどうかのハッキリとした線引きはありません。
多少欠けていても、ヒビ割れがあったとしても、必ず交換しなければならないものではないのです。
自動車ディーラーでも酷い破損状況でなければわざわざ交換を促すことはありません。

しかし、交換すべきタイミングというのはあります。
A4サイズ以上の欠損部位がある場合、折れ、割れ、凹みが複合してしまうほどの大きな衝突をした場合、取り付け部の耳の大部分が劣化してしまい取り付けが不十分な場合です。
補修、修理で賄えない場合はアッサリと交換するようにしましょう。

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