バンパーの傷の大きさによって修理方法が違う

バンパーというのは、フェンダーやドアパネルなどのような鉄板パーツとは違いプラスティックパーツになります。
プラスティックパーツの場合、溶接ではない方法で修理することとなります。
プラスティックパーツの素材は樹脂ですので、ポリファイバーパテ・FRPパテ・ロックポリパテなどと呼ばれる補修材を使用することとなります。

大した傷ではない表面上の浅い傷の場合と、割れや穴が空いてしまっているような深い傷の場合の修理方法はどのように違うのでしょうか。
少し詳しく見ていきましょう。

浅い傷の場合

バンパーに浅い傷が付いてしまう理由は自動車が動くからです。
駐車中でも傷付く原因はありますが、基本的には走行中の小石の跳ね上げやゴミの擦れ、洗車時に付いてしまうこともあります。
これらで付く浅い傷は主に線傷です。

線傷は塗装面表面のクリアー層に付いてしまう傷で、コンパウンドによる研磨によって消し去ることができます。
傷の深さまでクリアー層を削り落としてしまうことで、見えていた線傷を消し去るのです。

もう少し深い部分までの傷はコンパウンドだけで削り落とすことができず、研磨しても白く線傷が残ってしまうことがあります。
まだ重大な傷ではありませんが、やけに目立つ線傷は見栄えが悪く気になります。
そんな時は、タッチアップペンによる色合わせと肉盛りによってあなた自身の手でDIY補修することができます。
色合わせについては、メーカーが発表している配合によって作り上げられた塗料が封入されていますが、大切なのは肉盛りができることです。
少し深めに付いた線傷を埋め、更に磨き上げフラットにすることで傷を補修できます。

これらの作業を修理工場に依頼した場合、およそ3万円程度までで片がつくことが多いです。
それ以上の作業工賃が必要なほどのダメージの場合、新品のバンパーと交換して塗装してしまった方が確実でスピーディーな作業ができますし、綺麗に元通りに修復することができるからです。
コスト的にも交換してしまった方が有利な状況が多くなります。

深い傷の場合

バンパーの深い傷というと、割れや穴が空いた状態であったり、原型が分からないほど凹んでしまっている状態を指します。
これらは既に補修と呼べる域を超えてしまっていますのて、原型をパテ盛りで作り直し、バンパーの全塗装により修復していきます。

価格的な問題以上に、作業者の熟練度とセンスが出来栄えを左右します。
社外品のバンパーが低価格で手に入ることから、現在この手の修理を依頼することは少なくなっています。

修理価格としては、パーツ代別の工賃のみで3万円程度からの工場が多いです。

バンパーの脱着が必要な場合

バンパーの脱着にも作業工賃が発生します。
良心的な修理工場で3,000円程度からの作業工賃となり、塗装作業で必ず外さなければならないというわけでもありません。

バンパーの脱着が必要な場合というのは、施工部位が影になっている場合や広い場合です。

バンパー底部やヘッドライト付近の作業は取り外した方が効率が良いですし、パテ盛りや塗装面積が広い場合は均一な仕上がりを作るためにも取り外した方が綺麗な仕上がりになります。

部分塗装と全体塗装

バンパーの部分塗装は、下地処理から塗装までを装着状態で完了できる場合のほとんどが該当する塗装方法です。
比較的小さな傷は部分塗装で作業完了します。
また、この塗装方法に付随する作業がボカシです。
経年劣化している周囲の劣化具合と合わせないと、塗装をした面だけが妙に浮いてしまう仕上がりとなってしまいます。
それをちょうど良い塩梅にボカすことで、補修したバンパーに見せない技術が必要となります。

全体塗装は、基本的に取り外した状態で行う塗装方法です。
新品のバンパーは無塗装であったり、違う色のものである場合が多いです。
オプションカラーのボディカラーの場合は、そのカラーで届くことは自動車ディーラーでない限りありません。

この全体塗装ですが、使用しているエアーガンと塗料の種類、最後の仕上げのクリアーの番手によって仕上がりが変わります。

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